上木崎赤山道三差路 浦和区上木崎4-11
元禄15(1702)青面金剛立像六臂。右手に剣を逆手に持ち、左手にショケラ。
足の両脇に丸い二鶏を浮彫り。青面金剛の足元の邪鬼は下の三猿よりも小さい。
光背の右脇には「為庚申供養二世安楽也」全体にしっかりした彫りだ。
邪鬼の下のスペースに三猿が彫られ、その両脇に木崎領、上木崎村。
三猿の下に結衆7名の名前を刻む。
秋葉神社 浦和区木崎5-10
秋葉神社の社の脇。年代不明。正面に「奉納庚申信心之施主」脇に何某とある。
木崎交差点近くの路傍 浦和区木崎5-1
天保2(1831)畑の隅の雨除けの下。石材が脆いのか剥落が進む。正面に「庚申塔」
右側面「天下泰平」一地名。左側面「郷中安全」二地名。はっきりは読めない。
裏面
年号に続いて 施主 下木崎村中 世話人 二個人名。
追記:読者の方から情報をいただきました。2021年9月現在、畑は住宅になっていて庚申塔は見当たらないようです。
木崎5丁目1号線路傍 浦和区木崎5-24
正徳4(1714)青面金剛立像
合掌型六臂。邪鬼は正面向き。その下に三猿。
右側面
年号に続き、足立郡下木崎村。願主 僧名。
左側面
善男善女人 童男童女人 施主百八拾二人村中。
大東北公園 浦和区大東3-17
文化14(1817)富士塚の頂上に立つ。青面金剛立像
六臂。左側面 足立郡領家村。
右側面
上部に諸願成就、郷中安全。東組講中十八人、瀬ケ崎・山崎講中五人、
西組助成二十人。続いて
八丁石工兼右衛門と刻む。
右手に剣、左手にショケラをつるす青面金剛。細かく丁寧な彫り。
最下部。足の脇に二鶏。仰向けに腹部を踏みつけにされている邪鬼。
さらにその下の台の正面に三猿。熊笹をかき分けてやっと見ることができた。
神明神社東路傍 浦和区大東1-29
寛政元年(1789)正面「庚申供養塔」左側面
足立郡木崎領東領家村 講中二十四人。
下の台の正面に三猿。今まで見たことのない独特な構図。
木崎中学校北路傍 浦和区大東2-4
宝永3(1706)笠付文字塔。正面「奉供養庚申之塔」左脇
足立郡木崎領東領家村。
両側面に蓮の浮彫り。左側面下部に施主名の名前を刻む。