日枝神社前 中央区円阿弥5-1
宝暦8(1758)
鳥居の右横。祠の脇に立つ。下の台右側面 円阿弥村講中善男善女。
正面には
カビと苔で読みにくいが1町22村の名前。
青面金剛立像
ショケラ持ち六臂。邪鬼・二鶏・三猿が揃う。
塔の右側面
善光寺五拾度諸願成就供養。左側面 五拾度供養導師観音寺上人名。
裏面には
庚申開眼導師林光寺権大僧都法印覺春。
八王子庚申堂 中央区八王子4-11
元禄10(1697)小堂の中だが、表面は風化が見られ文字が読みにくい。
青面金剛立像
合掌型六臂。邪鬼と三猿。その下に結衆8名の名前。
白鍬通り八王子バス停南路傍 中央区八王子3-16
享保13(1728)アパートの前の小堂の中。下の台の正面に講中とあり18名の名前
さらに左側面に6名の名前。あわせて講中24名。
青面金剛立像
合掌型六臂。上部に青面金剛とある。塔の右側面 八王子邑。
足元の邪鬼と三猿。表情と彫りが独特。とぼけた味がいい。
新大宮バイパス上峰交差点角
宝永8(1711)大きな台の上。青面金剛坐像
合掌型六臂。邪鬼・三猿はいない。
台の正面
足立郡上峰村「奉造立庚申尊像」左側面 これより江戸みち。
右側面には
これより加う志うみち(甲州みち)
年代不明。ショケラ持ち六臂。邪鬼も見える。溶けかかっていて詳細は不明。
氷川神社西路傍 中央区本町西5-2
正徳6(1716)小堂の中。下の台の正面に三猿。その右側面
足立郡小村田村
施主として10名の名前。左側面
華蔵寺宗順法師を筆頭にして10名の名前。
塔の正面「青面金剛庚申供養塔」両脇には天下和順、日月清明。
上町氷川神社 中央区本町東6-7
享保4(1719)拝殿の西脇。塔の中央に偈文。下部に三猿。
さらに下の台に
与野 上中町講中。
塔の右側面、年号に続いて
従是右 大宮道 奥州道だろうか。
左側面には従是左川越道。
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他に本町西の円乗院に寛文5(1665)の庚申塔があるが撮影禁止のため取材不可。
同じく本町西の三差路にある庚申堂内に元禄3(1690)の庚申塔があるらしいが
御開帳の時期にあたらず確認できなかった。