寳泉寺 南区鹿手袋6-3
寛文9(1669)正面に蓮の葉の浮き彫りがある大きな台の上。立派な笠付の文字塔。
正面は二段に彫り窪められ上部に三猿。「奉念庚申供養為二世安楽本願浄清」
右脇に足立郡與野領鹿袋村同行。左脇には年号に続き、九人敬白。
宝暦6(1756)青面金剛立像
合掌型六臂。右側面に「奉彫刻青面金剛」
左側面には足立郡與野領鹿手袋村
庚申講発起として個人名、続いて
結衆男女四十八人。邪鬼の下に三猿の姿は見あたらない。
JR武蔵野線南路傍 南区鹿手袋4-17
寛政11(1799)青面金剛立像六臂
右手に剣左手にショケラ。小堂の中、薄暗い。
顔の表情、腕の配置などがユニーク。邪鬼・二鶏・三猿。
東福寺 南区関1-10
延宝8(1680)青面金剛立像
四臂。右側面には偈文。左側面の下部に本願
東福寺住
春夜。続いて6名の名前。
足元に邪鬼・二鶏・二猿。青面金剛の表現は独特。四臂二猿もユニーク。
寛政11(1799)青面金剛立像
合掌型六臂。邪鬼・二鶏・三猿。
左側面に関村女人講中。右側面に世話人二名の名前
浦和別所小学校西路傍 南区別所2-9
正徳3(1713)大きな台の上に板駒型の青面金剛立像。
青面金剛立像
合掌型八臂。八臂は珍しい。中央に断裂の跡。全体に風化が進み
足元は邪鬼なのかはっきりしない。また三猿の姿も見当たらない。
台の正面
偈文28文字。左側面 別所村講中尼女十八人。
白幡沼南岸ほとり
大小二基の庚申塔が並ぶ。青面金剛像の大きさは変わらない。
宝永4(1707)青面金剛立像
合掌型六臂。光背右「奉造立庚申塔現當為安穏所」
足元に邪鬼・二鶏・三猿。その下に施主とあり、ひらがなで8名の名前。
宝永6(1709)青面金剛立像合掌型六臂
光背右「奉造立庚申像供養為諸衆現當悉地」
足元に邪鬼・二鶏・三猿。その下のごく狭いスペースに結衆11名の名前。
地蔵坂上東の路傍 南区白幡1-6
享保12(1727)青面金剛立像
合掌型六臂。台のほうに三猿。邪鬼は見当たらない。
左側面に白幡村講中十八人。右側面に「奉造立青面金剛諸願成就」
萬蔵寺 南区辻2-25
宝永6(1709)青面金剛立像
合掌型六臂。光背右「奉造立庚申供養佛二世諸願菩提」
邪鬼は正面向き。二鶏。下に三猿。さらにその下に施主十数名の名前。
安政2(1855)正面に大きく「庚申塔」脇に小さく地名入り。右側面に辻村。
左側面 南
はやせ。台の正面には連経講中。
辻八丁目緑道の入口付近 南区辻8-19
天明7(1787)青面金剛立像
六臂。顔の表情、前手の持物などはっきりしない。
邪鬼と二鶏。下の台の方に三猿。右側面下部に辻村講中の文字。
嘉永6(1853)正面に大きく「庚申塔」両側面には地名