八雲神社 浦和区元町1-21
境内の北西の奥の一角に5基の石仏が並ぶ。そのうち庚申塔が二基。延享3(1746)
正面中央「奉造立庚申供養塔」脇に天下和順、日月清明。下部には三猿。
右側面に年号。左側面には足立郡浦和領本太村講中十三人。
宝永2(1705)青面金剛立像
合掌型六臂 三眼を持つ。足下には邪鬼と三猿。
光背右「庚申待之供養」人数拾人
本太村 施主と刻む。
本太観音堂 浦和区本太2-23
正徳3(1713)丸彫重制。下の台に年号と施主十三人の名前を刻む。
青面金剛坐像
合掌型六臂。一部欠けているが凛々しい表情がうかがえる。
安永3(1774)青面金剛立像
合掌型六臂。ユーモラスな邪鬼。その下に三猿。
右側面
足立郡本太村 講中二十六人。続いて石工名を刻む。
大善院前 浦和区東仲町9
大善寺の入口の脇に二基の庚申塔が並ぶ。いずれもその一部を欠いている。
享保4(1719)片岩の正面に「申塔」その下にはひしゃげた蛙のような邪鬼と三猿。
下の台の正面「奉造立庚申供養為二世安楽」脇に足立郡浦和下町一結之講中欽言。
享保5(1720)青面金剛立像合掌型二臂。頭部を欠く。頭を右にした邪鬼と三猿。
下の台の正面「奉建立庚申」左側面
浦和下町。右側面 9名の名前を刻む。
前地商店街角 浦和区前地3-1
元文3(1738)
小堂の中。青面金剛立像 合掌型六臂。左側面 足立郡浦和領本太村。
右側面
年号に続き、講中十六人。
かなりしっかりした浮彫りで邪鬼二鶏三猿が揃う。