高井北バス停付近路傍 見沼区南中丸
高井北バス停のすぐ北、道路西側路傍に二基の石塔。左は庚申塔。
享保9(1724)板駒型 日月雲 中央「奉造立庚申塔」施主 個人名を刻む。
南中丸集会所脇の墓地 見沼区南中丸
南中丸集会所の北の墓地の入口付近、茂みの中に庚申塔が倒れている。
元禄13(1700)板駒型 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。上左手にショケラ。
左脇に年号、右脇には梵字の下に「奉造立庚申供養二世安樂処」と刻む。
落ち葉や土埃が積もってゆく。なんとかならないものだろうか。
下部に大きめな邪鬼と三猿。二鶏は見えない。中丸村 施主二十二人敬白と刻む。
八幡中学校東路傍 見沼区南中丸
八幡中学校の東、路地の曲がり角に庚申塔。裏には畑が拡がっている。
安永7(1778)笠付角柱 日月雲 青面金剛立像 剣ショケラ持ち六臂。足元付近は
カビが多く見にくいが邪鬼がうずくまりその下に三猿を彫る。
右側面 年号に続き中央に「奉造立庚申供養塔」
左側面には武州足立郡南部領中丸村 講中二十九人 願主個人名を刻む。
猿花稲荷参道入口 見沼区南中野
十王尊の北にあるキャンプ場の西入口付近、稲荷神社の長い参道が続く。
左の角地の茂みの中に小堂があり中に庚申塔。
天明元年(1781)駒型 日月雲 青面金剛立像 剣ショケラ持ち六臂。
足元に邪鬼と三猿。二鶏はうまく確認できない。
側面の下部は特に暗くてうまく写っていないが、右側面に「奉造立庚申供養」
続いて講中二十五人、中野村、白岡村などと読める。左側面には年号とともに
武州足立郡南部領中野村之内猿花と刻まれる。