八幡自治会館裏の角路傍 大宮区大成町1
八幡自治会館裏の角の小堂の中に大型の庚申塔。
安永9(1780)山型角柱。正面に大きく「庚申塔」下の台三面は道標になっている。
正面
従是西與野三十丁川越三里道、左側面 是より北 原市二里上尾二里道、
右側面
是より東 大みや八丁岩つき五りみち。三方向六地名を刻む。
塔の左側面
武州足立郡大成邑講中 下部に10名の名前を刻む。
右側面にも講中10名の名前を刻む。正面に刻まれた世話人を含め講中22名。
普門院 大宮区大成町2
参道の西側、門のすぐ左、塀沿いに無縁仏が積み上げられ、その先フェンスに
守られるように多くの石仏が並ぶ。
左端に立つ丸彫りの地蔵菩薩立像
正徳4(1714)
台正面「為供養庚申」地蔵菩薩を主尊とする庚申塔。
後列中程に庚申塔
延宝3(1675)。前に並ぶ地蔵菩薩像の陰になって見にくい。
正面に「奉造立石塔庚申講成就所」左脇に武州足立郡大宮大成町。
下部には二鶏と向かい合った二猿。二鶏の上に7人の名前を刻む。
境内に入って右の方の塀の前、異なったタイプの三基の庚申塔が並ぶ。
元禄8(1695)舟形光背。青面金剛立像
合掌型六臂。彫りは美しい。
青面金剛の足元には二鶏一邪鬼三猿が揃うが、邪鬼が小さく三猿が大きい。
三猿の下に男女23名の名前を刻む。
宝暦6(1756)笠付角柱。青面金剛立像ショケラ持ち六臂。表面は風化が進み、
一部剥落。邪鬼、三猿は原型をとどめない。
右側面 左
二地名が刻まれるが判読できない。
延宝4(1676)板碑型。主尊はなく下部に三猿が彫られている
三猿の下、施主11名の名前を刻む。
氷川神社北路傍 大宮区櫛引1
氷川神社北の交差点の角、ブロック塀の前に石塔が並ぶ。右
庚申塔 正徳4(1714)
青面金剛立像
六臂。右手に剣、左手にはドクロをぶらさげている。
下部に邪鬼・三猿。邪鬼の表情が個性的。二鶏の姿は見えない。
右側面に年号。左側面
武州足立郡櫛引村中と刻む。