緑区 代山・寺山・高畑・上野田

さいたま聖地霊園南路傍 緑区代山

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さいたま聖地霊園の南、坂の途中の路傍に馬頭観音塔が二基、庚申塔が二基並ぶ。

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元禄16(1703)笠付角柱 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。像の上から奉造立庚申
右によけて供養二世安楽之処。カビだらけだが青面金剛は凛々しい顔をしている。

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足元に不機嫌な邪鬼と三猿。その下に村中供養とあり17名の名前が並ぶ。

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寛政10(1798)山型角柱 正面に見事な日月雲・梵字に続き堂々と「庚申塔」

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右側面に年号。武州足立郡代山邨講中と彫られている。

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左側面には偈文28文字が彫られていた。

猿田彦大神祠 緑区寺山

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寺山の法界寺の北西、狭い道の右にある鳥居の奥、祠に奉納猿田彦大神の額

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元禄16(1703)青面金剛立像 合掌型六臂。足下に三猿。施主 高橋氏。
光背に奉造立庚申供養二世安楽之処。

浦和東高校北路傍 緑区高畑

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浦和東高校の北、左の側道の先、道角に石仏が三基並ぶ。右端に庚申塔。

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寛政元年(1789)山型角柱 日月雲 青面金剛立像 剣・ショケラ持ち六臂。
全体にカビが目立つが彫りは細かく技巧的。

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足元の邪鬼も個性的で面白い。さらに下の台の三猿はハッピを着ていて、
もはやその役割を忘れたかの自由に遊んでいる。こんな三猿も楽しい。

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塔の右側面に年号。左側面には高畑村中とあり、3名の名前を刻む。

 

埼玉スタジアム東墓地 緑区高畑


埼玉スタジアムの東、道路沿いに新しく整備された墓地の中 庚申塔 元禄5(1692)大きな舟形光背に日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。


合掌した青面金剛は後ろの上左手にショケラを持つ。このショケラがちょっと変わっていて、髪をむんずとつかまれながらも、左手を上げて挨拶しているかのようなポーズをとっていた。光背上部両脇に造立年月日。足の両脇にしっかりと二鶏。カビなども少なくバランスが取れた構図は見ごたえがある。


足下の邪鬼は正面向きでM字型に腕を張り、邪鬼の下にはこれも正面向きの三猿を彫る。


三猿の下の部分、正面から側面にかけて四十人ほどの名前が刻まれていた。ずいぶん人数が多い。村を上げての造塔だったのかもしれない。
 
氷川神社入口 緑区上野田

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日光御成街道沿い、野田小学校の北、氷川神社の入口に庚申塔 安永2(1773)
板駒型 日月雲 青面金剛立像 剣・ショケラ持ち六臂。足元に邪鬼と三猿。

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塔の右側面に年号と「奉造立庚申諸願成就」左側面には武州足立郡上野田村 
講中十八人と刻む。

御嶽社前 緑区上野田

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日光御成街道、上野田交差点の東、御嶽社の前の小堂の中に二基の庚申塔。

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延宝6(1678)舟形光背 地蔵菩薩立像。下部に大きめの三猿を彫る。光背左に年号。
右に念佛供養の文字が見える。全体に彫りが薄く読み取りが難しいが光背の下部に
施主十数名の名前が刻まれている。

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天明元年(1781)板駒型 日月雲 青面金剛立像 剣・ショケラ持ち六臂。足元に
ずんぐりした体型の邪鬼。さらにその下に三猿を彫る。

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塔の右側面「奉造立庚申供養塔」その下には年号を刻む。

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左側面 武州足立郡上野田村、講中二十三人。

野田トレーニングセンター西三差路 緑区上野田

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日光御成街道が見沼区膝子に入る直前を右に入ると、その先の三差路に庚申塔。

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明和5(1768)板駒型 日月雲 彫り窪めた中に青面金剛立像 剣・ショケラ持ち六臂。
彫りは比較的細かく青面金剛は力感にあふれている。

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足元にユニークな表情の邪鬼。脇に二鶏。その下には三猿を彫る。

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塔の右側面 真言27文字。左側面 年号の下に足立郡新染谷村 願主 西信 同 惣村中。