緑区 山崎・三室

宝蔵院 緑区山崎1

s-DSC_0009.jpg
本堂の東側の斜面の上の墓地の入口、六地蔵の隣に三基の石塔。右に庚申塔。

s-DSC_0010.jpg
明和8(1771)板駒型 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。点々と白カビが目立つ。
右脇に「奉造立庚申心待供養塔」左下、年号の下に施主 個人名を刻む。

DSC_0014.JPG
足元に邪鬼・二鶏・三猿。ずんぐりした邪鬼は正面向きだがM字型ではない。

三葉公園東南路傍 緑区三室

s-DSC_5851.jpg
白衣観音の東、細かい道を少し北にそれて歩くと畑の近くの路傍に庚申塔。

s-DSC_0017.jpg
文政5(1822)自然石に「庚申塔」右に回ると上部に「南」その下に年号。

s-DSC_0019.jpg
さらに裏に回ると上に「東」続いて武州足立郡三室村山崎組。その右の面は
上に「北」その下に 願主 武笠平左衛門と刻む。

不動谷交差点南路傍 緑区三室

s-DSC_0540.jpg
第二産業道路 不動谷交差点のすぐ南の路傍、トタンの板壁に囲まれて庚申塔。

s-DSC_5879.jpg
寛保元年(1741)板駒型 青面金剛立像 合掌型六臂。下部に平面的な邪鬼と三猿。

s-DSC_0116.jpg
この角度から見ると深く彫り窪められているのがわかる。その縁の右の部分に
「奉待庚申供養塔」左に年号。その下に講中十五人と刻む。

浦和三室局北 緑区三室

s-DSC_0508.jpg
三室郵便局のそのすぐ北、鉄のフェンスの向こうに庚申塔。

s-DSC_0182.jpg
享保4(1719)笠付角柱 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂 狭い場所に立っていて
一枚の写真には収まりきらない。一面カビに覆われている。

s-DSC_0183.jpg
足元に邪鬼と三猿。邪鬼はじっと耐えつつ様子を伺っている。

s-DSC_0174.jpg
塔の右側面に木崎領三室村 施主宿中。左側面に「奉庚申供養為現當二世安楽」

文珠寺 緑区三室

s-DSC_1274.jpg
本堂の東の墓地、一般の墓地より少し南の壁のところに石塔が折重なっている。
右の奥の方、一番後ろの石塔に「庚」という字が見える。

s-DSC_0026.jpg
寛政7(1795)山型角柱 日月雲 中央に「庚申塔」その脇に天下泰平 日月清明。
下に 三室 宿 と刻む。

s-DSC_0025.jpg
右側面には右 大みやみち。左側面は横の石塔との間が狭く、覗き込んで
見えた文字は、左 戸田道 中道 領家村。

赤山街道三差路 緑区三室

s-DSC_1136.jpg
西宿から赤山街道を東浦和方面に歩くと、左手三差路に大型の庚申塔。

s-DSC_0946.jpg
寛保2(1742)笠付角柱 大きな笠の正面に日月雲。塔身部には多くの像。

s-DSC_0163.jpg
青面金剛立像 六臂 右手に剣 左手にショケラ。青面金剛の脇に二童子、
足元に正面向きの邪鬼が二匹。

s-DSC_0164.jpg
その下には四夜叉。顔の表情、衣服の模様など細かく表現されている。

s-DSC_0165.jpg
下の台に二鶏三猿。塔身部の彫りと較べるとやや素朴な印象を受ける。

s-DSC_0166.jpg
塔の右側面「奉待庚申供養塔」脇には年号に続いて 東 赤山道。

s-DSC_0168.jpg
左側面は木崎領三室村宿講中、脇に 西 大宮道と刻む。