峰岸バス停北路傍 西区峰岸
峰岸団地バス停の北、駐車場の金網の前に庚申塔が並ぶ。
貞享3(1686)舟型光背型
光背右に年号、正面に「奉造立庚申供養」
三猿の下、右端に寳来村、続いて7名の名前を刻む。
宝暦4(1754)板駒型。青面金剛立像
剣 ショケラ持ち六臂。邪鬼・二鶏・三猿。
塔の左側面、カビがひどくて読みにくいが、是れより南
与野町 植田谷領、
是れより東
秋葉・原市・岩槻 道。右側面 是れより北平方 西 川越大道。
年代不明
断裂跡があり部分的に読めるのは施主敬白 願主榮賢 成就現當・・
下部に三猿。その下に結衆11名の名前を刻む。
秋葉神社西墓地 西区中釘
秋葉神社の西200m程。墓地は塚になっていて裏に回り込むと左手上に庚申塔。
延宝4(1676)板碑型。中央に「奉成就庚申体之塔」その下に三猿を彫る。
三猿の下の部分に施主6名の名前を刻む。
秋葉神社 西区中釘
拝殿の右手裏、笹の中に石塔が並ぶ。
庚申塔
貞享3(1686)板碑型。正面に「庚申」その下に年号。さらに渕立之。
下部の三猿。その脇に石や。。。作と見える。これは珍しい。
その後ろに隠れるように立っている庚申塔
天保12(1841)山型角柱 施主講中7名。
本殿の裏を回ってすぐ西のところ、弁天社の入口付近に庚申塔。
元禄元年(1688)板駒型。日月雲
青面金剛立像 合掌型六臂三眼。青面金剛は
機嫌が悪い顔をしている。右脇に「奉造立庚申供養」下部に三猿を彫る。
日産自動車裏路傍 西区中釘
秋葉の森総合公園の北端からちょうど東へ100mほど、細い道の角に祠が立つ。
庚申塔
昭和十七年再建と刻まれている。旧原一同 世話人3名の名前が見える。
「原村」は中釘村の中にあった旧村名。
木下氷川神社 西区高木
参道の入口右手の植え込みの中に庚申塔。
元禄6(1693)板駒型。日月雲
青面金剛立像 合掌型六臂。両脇に渡り、
奉造立庚申供養塚施主
永運法印。
三猿の下に
木ノ下村12人の名前
阿弥陀寺入口 西区高木
入り口付近、駐車場の隅に庚申塔を祀った小堂。
宝暦12(1762)日月雲
青面金剛立像 合掌型六臂。蛇冠 輪光背 邪鬼・三猿。
右側面中央に
阿弥陀寺村 その下に6名の名前。左側面 年号に続き10名の名前。
特養老人ホーム「扇の森」東 さいたま市西区高木
老人ホームと東にある指扇保育園のちょうど真ん中あたり、細い道をたどり、
その道から北へ入り込んでやっと見つかった。高い木に囲まれて祠が立っている。
祠の中 庚申塔
元禄13(1700)板碑型。中央「奉待庚申供養祈」両脇に年号。
下部に見猿一匹のみが彫られていた。さすがに大型の猿だ。脇に北貝戸村
施主は個人名のようだ。
観音寺東三差路 西区高木
[地図]
観音寺の前の道を東に向かう。300mほどいった三差路の角に庚申塔。
寛政3(1791)板駒型。青面金剛立像
六臂。
右手に剣左手にショケラ。彫りは細かく、日月雲、輪光背も凝っている。
下部に邪鬼、二鶏、三猿が鮮やかな彫りで揃う。
台の正面には東
大宮 原市 西 川越 平方。読みやすい。
右側面には
北 上尾 南 阿きは 道。道標としても価値がある。
左側面
西國坂東秩父百番供養諸願成就建とあり百観音供養塔でもある。
解説板によると、岩槻の石工の手によるものだという。