北区今羽町

真福寺南入口交差点 北区今羽町113南[地図]


産業道路の宮原駅東交差点から北へ向かう道は旧道「原市道」で、途中から道幅も狭くなるが、本郷方面から原市、岩槻方面に向かう主要な街道だったらしい。産業道路から500mほど進むと、押しボタン信号交差点の角に小堂が立っていた。ここは真福寺の入口になる。


庚申塔 宝永6(1709)角柱型の石塔の正面を彫りくぼめた中 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。


白カビはないが彫りはうすく像はあまりはっきりしない。頭上に蛇、顔はつぶれていた。


腕をM字に張って大きな顔を正面に向ける邪鬼。その下に正面向きに並ぶ三猿。三猿の下の部分に施主とあり、十数人の名前が刻まれている。


塔の右側面に造立年月日。その脇に武刕足立郡今羽村。


左側面には「奉造立庚申供羪二世安樂」と刻まれていた。


小堂の左手前に馬頭観音塔 明治13(1880)角柱型の石塔の正面「馬頭觀世音」両脇に造立年月日。個人の造立の馬の供養塔だった。

真福寺西路傍 北区今羽町73[地図]


真福寺の山門前から西に進み南北に走る道に出ると、すぐ左手路傍に小堂が立っていた。


小堂の中 庚申塔 寛政8(1796)大きな四角い台の上の角柱型の石塔の正面に「庚申塔」


塔の右側面に造立年月日。


左側面に武刕足立郡今羽村。


台の正面に大きく「講中」と刻まれていた