宝蔵院 緑区山崎1 [地図] 北浦和駅から岩槻に向かう県道65号線、山崎交差点の少し手前の細い道を 左に入ると宝蔵院の本堂が見えてくる。右手前に宝筐印塔 安永3(1774)が 立っていた。基礎部分に奉造立日本廻國六十六部と刻まれている。 本堂の東側の斜面の上に墓地がひろがっていた。宝筐印塔の前から坂を登ると 右手に三基の石塔と六地蔵があり、その先の壁際に多くの石塔が並んでいる。 登りきってから振り返るとこんな景色だ。 手前から庚申塔 明和8(1771)青面金剛立像 合掌型六臂 点々と白カビが目立つ。 隣 地蔵菩薩立像 明和2(1765)光背に奉造立花見堂尊像供養為二世安楽也とある。 足の下の部分には三室村山崎 願主 講中と刻まれていた。 続いて馬頭観音立像 天明8(1788)忿怒相二臂 首の周りに不思議なオーラ 六地蔵は大きさ、台など不揃いで六体の素性はよくわからないが、二体の台には 木崎領三室村山崎 村男女講中と刻まれている。 壁際の石塔の端から二番目 正面に南無足立三十四ヶ所観世音供養と刻んだ石塔 安政6(1859)右側面に北 いわつき道 南 うらわ道と刻まれていた。 墓地の奥に進むと二基の一石五輪塔が立っている。右には寛永2(1625)とある。 複数の石を積むのではなく一個の石から五輪塔を彫りだしたもの。江戸初期の作