八雲神社 見沼区染谷1 [地図] 県道214号線の染谷新道交差点を北に入り染谷しょうぶ園あたりで斜め左に進む。 道なりに300mほどで右手に八雲神社。堂の隣に祠があり庚申塔が祀られている。 扉が締まり中の様子を見ることは難しい。三基の庚申塔はいずれも文字塔で 下部に三猿がある。以下、左から順番に写した写真。詳細は今後の課題としたい。 敷地の東側に馬頭観世音堂がある。入口の前に石仏が並んでいた。 馬頭観音立像 寛政7(1795)慈悲相二臂。染谷村金山施主四良右ェ門と刻まれる。 地蔵菩薩立像 天明8(1788)奉造立地蔵大菩薩と堂々とした文字が彫られている。 左下、染谷村御時講中 女人二十五人と刻まれていた。 薬師堂 見沼区染谷 [地図] 八雲神社から西に進みすぐ細い道を右に曲がった先に薬師堂がある。大きな木の 脇に二基の石塔が並んでいた。 大日如来真言塔 天保2(1831)正面に彫られているのは梵字だけというのは珍しい。 金剛界、胎蔵界大日如来を表すものらしい。側面には偈文36文字が彫られている。 地蔵菩薩立像 安永2(1773)奉造立地蔵大菩薩、染谷村女人講中と刻まれていた。 薬師堂の角の筋向いに小堂が立っている。中には笠付の庚申塔 天明2(1782)が 祀られていた。青面金剛は右手に剣左手にショケラを持っている。 二匹の邪鬼が迫力のある表情をしている。頭を踏みつけられ首をねじられ虫の息。 三猿も見て見ぬふりを決め込んだ。そんな構図に見えてしまった。