蓮沼会館西 見沼区蓮沼 [地図] 県道2号線、大宮から岩槻方面に向い蓮沼交差点で斜め右に折れ200mほど進むと 突き当りに蓮沼会館が見えてくる。周りには小さな祠や小堂が目立つ。西の一角に 三基の石塔が祀られていた。 左 馬頭観音塔 文政2(1819)正面左脇に猿ヶ谷戸講中と刻まれている。両側面には ふかさく、はらいち、いはつき、をふみや、大山などの地名が見られる。 中 庚申塔 正徳6(1716)青面金剛立像 六臂。合掌しながらショケラを持つパターン だが、その手が下右手というのは少数派と言えよう。台座の卍と輪宝が印象的だ。 左側面には 明和四年 奉彩色庚申供養と刻まれている。多分補修したのだろう。 右側面には奉建立庚申供養諸願成就、念佛供養為二世安楽と並んで刻まれていて その下に蓮沼之内猿ヶ谷戸村となっている。 右 庚申塔 文政10(1827)文字塔。左側面に猿ヶ谷塔村と刻まれていた。 蓮沼会館東 見沼区蓮沼 [地図] 蓮沼会館の東には細い路地があってその向こうの一角に六地蔵を祀った小堂が 見える。左側のスペースに二基の石仏が立っていた。 地蔵菩薩立像 元禄14(1701)奉造立念佛供養講中為二世安楽と刻まれている。 左脇には猿ヶ谷戸村 同行二十五人とあった。 馬頭観音塔 享保11(1726)正面に奉造立馬頭観音と彫られた文字塔である。 大宮園芸角 見沼区蓮沼 [地図] 東武野田線の北線路近くにある蓮沼小学校の西を通る道を南に下ると右手に 大宮園芸のビニールハウスがあり、その角に小堂が立っていた。 庚申塔 天保5(1834)青面金剛立像 六臂。右手に剣、左手にショケラを持つ。