板橋区栄町・双葉町

豊島病院東商店街路傍 板橋区栄町19

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仲町交差点から東に向かい東上線を越えると右手に豊島病院がある。病院を過ぎて商店街に入ると左手の角の所に庚申塔が立っていた。

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きれいな花に囲まれて 庚申塔 宝永4(1707)日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。こちらも顔面が潰されているようだ。光背右脇「奉造立庚申供養二世安樂」光背左に造立年月日が刻まれている。

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 足下に二鶏、邪鬼、三猿がバランスよく彫られていた。

根村氷川神社 板橋区双葉町43

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双葉町の環七通り近く、板橋第八小学校の東隣り、長い参道の奥に根村氷川神社がある。鳥居をくぐり正面に拝殿を望む。両側には高い基壇の上から嘉永5(1852)建立の狛犬が見下ろしていた。

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狛犬の手前、右側に石祠と二基の石塔が並んでいる。

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右 庚申塔 元文3(1738)日月雲 青面金剛立像 剣・ショケラ持ち八臂。青面金剛の顔がこちらもはっきりしない。後ろの三組の腕は線刻。足の両脇に二鶏。足下は風化が激しいが邪鬼のようだ。像にも台にも三猿は見当たらなかった。

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塔の左側面に銘はない。右側面には造立年月日が刻まれていた。

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その隣 庚申塔延享元年(1744)上部に梵字「ウン」をはさんで日月雲を線刻。中央に「庚申供養塔」その両脇に造立年月日。下部両脇に根村欽誌。下の台の正面に三猿が彫られている。

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塔の左脇には講中拾三人 二世安樂所と刻まれていた。

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 狛犬の先、参道右側の木の脇に百度石と庚申塔が立っている。

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庚申塔 安永5(1776)正面 日月雲の下に大きな字で「庚申塔」塔の右面に造立年月日。左側面に中山道 板橋宿 上講中と刻まれていた。

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その向かい側、参道の左の立ち木の奥に庚申塔 宝永7(1710)日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。像は風化が進み細部がはっきりしない。右脇に「庚申供養為現當二世安樂之也」左脇に造立年月日。その下に施主 下板橋。足の両脇に二鶏。その下に三猿を彫る。

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塔の右側面は無銘。左側面には是より右祢りま道と刻まれている。

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下の台の正面に十八名、右側面に九名、左側面に七名、合わせて講中三十四名だろうか。左側面の一番奥には白山の石屋の名前が刻まれていた。